kindle本、お風呂読書
土曜日、ゆっくり寝て、寝床から娘の出勤を心で見送り、起きてから、お風呂に入ってkindleで『自転しながら公転する』を読了。
人生の道筋が一直線にもりあがってハッピーエンドに向かうのではなく、幸せを求めすぎても、幸せになれないのだから、少しの不幸せもデフォルトでないというくだりは説得力を感じた。
言葉をたくさんつかって関係を構築できたと思い、とろける時間を過ごしたあとにやってくる切り裂くようなできごとは、この年になるとわかりすぎて。
そして、複数の視点で描かれるからこその、みたくない側面をみなくてはいけなくなる、作者の上手ないじわるさよ。
ラストのエピソード、私はおもしろかった。みたくなかった側面をリアルとして受け止められた。
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