名言集

格言とか名言とか、なるべく読まないようにしてきました。

いい言葉を支えにするのは、かっこ悪いとでも思っていたからです。

でも、名言とよばれるものは、やっぱりいい。

『文学キョーダイ』という本を読んで、最近注目している翻訳家の方が、ゲーテ格言集を愛読していたことが書かれていました。

それを読んでから、格言集が読みたくて読みたくて。

kindle unlimitedで探したら、『人生の教養が身につく名言集』というのがみつかりました。作者の方もちょっと気になっていた人です。

読んでみると、染みる言葉ばかり。

「そもそも宗教とは、「貧者の阿片」です。不幸な人たちの心を癒すためのものなのです」というのを読んで、どんぴしゃり。

何年間、かかわった人がまさにそうでした。仕事で成功しお金にも困らない、でもいつも周りを疑い、周りの悪いところばかり探している。口から出る言葉は基本的に人の悪口ばかり。それなのに仕事は体にいいもの、売っているものと自分がしていることが真逆のような人でした。その人が宗教を信じ、やっていることは、まさに「阿片」。離れてよかった。ずっとそう思っていましたが、ぴったりあてはまる言葉に出会って、すっきりしました。